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ナンニモナイ。

ナンニモナイ。日常。感じたことを感じたままに。

急がば休め!

 

私は読書が好きで、仕事の休憩時間は大体どこかでコーヒーを飲みながら本を読んでいる。

西加奈子がおもしろくてリズム良く読めるばかりに時間を忘れて没頭し、気がつけば休憩終了5分前。

「くそう、憎いぜ。西加奈子。いい日本語使いやがる、愛してる」とか思いながら、愛情がこぼれないように慎重に本を閉じてカバンにしまい、次に考えるのはリアル。

 

 

会社まで走らないと間に合わない。

 

 

 

「急げ〜〜!!」と心の中で叫びながら、iPhoneから流す音楽も早く走れそうな曲にして小走る、小走る。

 

時々液晶で確認して「まだ間に合う!自分を信じろ!」とまた心の中で繰り返しながら急ぐ、急ぐ。

 

そして気がつけば、「あれ?会社通り過ぎた!」なんてことがしばしばある。

 

【休憩時間内に会社に戻ること】が目的なのに、いつの間にか、【急ぐ】ことに夢中になって目的を忘れてしまう。

下手すれば【急ぐ】ことが目的のような顔して私の前にいたりする。

私は容易く翻弄されて、急いで急いで気がついたら会社に背中を向けて走っているのだ。

 

 

おいおいおい、そんなマヌケなことはねえよ。

 

 

と言いたくなるだろう。

 

 

 

短距離で惑わされる私だ。

 

 

 

 

人生でも惑わされる。

 

 

 

数少ない投稿記事の中でも顕著に出ていると思うが、私は学歴コンプレックスを感じている。

大学進学を考えていたこともあった。

お金もないし、勉強もできない私なので働きながら勉強していた。
あの頃あまり睡眠をとっていなかったように思う。

なにせ寝ていないので記憶が曖昧だ。

 

朦朧とする中、バイトに明け暮れ、空いた時間で慣れない勉強をしていた。

 

案の定、体調が崩れた。

血尿出るワ、夜になるとミミズ腫れのような湿疹が毎日出るワ、熱は出るワ・・・等々。

生活がままならないところまで来てしまった。

【大学に進学すること】が目的だったのにいつの間にか埋もれて、「これくらいしないとダメだ」などと考え自分を縛ってただただ【ひたむきに努力すること】が目的のような顔して私の前にいた。

 

 

必死になっているときほど、目先のことに集中する。

そんな時こそ一休みが必要なのかもしれない。

無為な時間を過ごして自分は「なにを求めているのか」自分に聞けば、埋もれていた気持ちの声は小さくなっているかもしれないけれど、答えてくれる。

 

最初は聞こえないことだってあるだろう。

 

一番聞き取りにくくて、聞こうと思わないと聞こえない声。

 

その声は、「ゆっくり寝転んでなんにも考えたくない」「あたたかい毛布にくるまって1日を過ごしたい」「傷つけない人とだけ関わりたい」と細く泣いているかもしれない。

 

聞こえたら、その声を大切にしてほしい。どうか。

現代人にとってムズカシイ小さな願いを聞いてほしい。どうか。

「仕事をしないとお金がなくなる」「普通にしていないといけない」「頑張らないといけない」「もう大人だから一人で生活していかないといけない」「男だからこうあらねばいけない」「女だからこうしなくちゃいけない」

 

そういうのとは一旦、距離を置いて。

 

一見、重要そうな、大きな顔して心の中に居座る、プライドとか、生活レベルとか。

 

そういう奴らとは一旦、距離を置いて。

 

 

もう働けない。休みたい。何もしたくない。

 

それでいいと思う。

それじゃ生活していけない?
心許せる人に頼んで居候させてもらったらいい。
恋人でも家族でも友達でも先輩でも後輩でも。

 

 

「これができて当然」を勇気を持って打ち破ってほしい。

 

 

本当に生きたい目的をよく知っている声のままに。